sin-neta日記

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様々な職業について(PART5: 貿易商社)

今回は貿易商社について話します。

 

皆さんは"商社"と聞いてどのようなイメージをもっていますか。私は"モノを右から左にながす"としか考えていませんでした。物理的にはこれも間違いではありませんが、そこに必要とすべき付加価値については気付きませんでした。

 

商社は製造メーカーを仕入先とし、売先との間に立ち様々な商材を取引する、いわば"買い物役"。自身ではモノづくりをせず、またその商材を使用する最終ユーザーでもありません。では何故このような立場の者が必要とされるのか。

 

まず、モノを買いたい側(売先)は商社に頼めば何でも調達出来るというメリットがあるのが重要です。つまり商社は幅広く様々な製造メーカーとの付き合いが出来ていなければなりません。

 

次に価格。売先が欲しい量以外にも商社はその製造メーカーと取引があり、大量に購入していればその分安く購入出来る為、売先にとっては本来の価格よりも安く購入出来るメリットが出ます。

 

更に納期。売先が欲しいと思うモノが、既に商社が他の会社と取引されていて、ある程度の在庫があったとすれば、生産納期分をスキップして手に入れる事が出来ます。

 

後は交渉能力。大体、売先は少しでも安く買いたい、仕入先は少しでも高く売りたいもの。利害関係が正反対な両者が話してもうまく折り合いがつく可能性は低いでしょう。そこで商社が間に立ち、価格や納期の交渉に入ります。

喧嘩の仲裁に入るようなイメージで、これをうまく纏められるのが商社が存在するメリットです。

 

増して相手が海外の会社とあれば尚更、商社がその国の商習慣を理解し通訳機能も果たしてくれる訳ですから、そんな便利な事はありません。

 

商社の利益率は商材にもよりますが約〜20%です。たまに日本で高い商材が海外で安く手に入る商材もありますが(これを意図的にするのがOEMと言われる取引です)それでも製造メーカー程の利益は見込めない為、その場合は市場価格を把握したうえで取引出来るのが望ましいでしょう。

 

このように、商社はモノを右から左に動かしながら様々な調整を図っているという事です。

 

生活のお役に立てば幸いです。